2012年7月17日火曜日

【第4回「カミヒコウキ」フューチャーセッション 実施報告】社内コミュニケーションのあり方を変えるために得られた大切な気づき

7月10日(火)に、第4回のフューチャーセッションを開催しました。



会場は、いつもと違う空間。
当社が入居しているビル[THE SCAPE(R)]のオープンスペースを借りて実施することに。

今回のテーマは、「社内コミュニケーションのあり方を変えるビジネスはあるのか?」
参加者は、社内コミュニケーションに関心の高かったり、(それなりに)関心を持っている15名。組織でマネジメントをされている方やフリーで活動されている方、研究的な活動をされている方など、性別にはやや多様性は見られませんでしたが、いろいろな背景を持った方々にご参加いただきました。

企業が社会に価値を提供していく上では、よりよい企業活動を営んでいくことが求められます。その企業活動を行う上での潤滑油のような役割を果たすのがコミュニケーション。そのあり方を変えることで、より高い価値を社会に提供できるのではないか?という想いから、今回のテーマを設定しました。

そうはいっても、古くから議論され続けているこのテーマ。それにも関わらず、これといった明確な答えのないテーマ。そもそも答えはなくて、いろいろなアプローチをし続けることが重要なことかもしれません。

そのような難しいテーマでのセッション。そこで、世界中のチームワーク向上を目指してビジネスを展開されている、サイボウズ株式会社の野水さんから、対話のきっかけとして話題提供いただきました。

野水さん話題提供メモ
・メディアはメッセージ(Herbert Marshall McLuhan)
・メディアとは人と人とのコミュニケーションを媒介するもの全て
・組織は協働の体系
・企業内の組織とは、意思決定に関わる コミュニケーションとそのパターン
・企業内コミュニケーションツールの役割は、場とパイプ
・価値を創って、それを効率的に
・サイボウズの機能へ組み込む
・組織=コミュニケーションパス

組織=コミュニケーションパスという考え方は、今回のテーマのキーになるのではないかと思いました。コミュニケーションパスをどうデザインするか、そのデザインプロセスを考えることが、新しいビジネスにつながるのではないかという気づきが個人的には得られました。

参加者の皆さんも様々な気づきが得られたようです。


休憩後、いよいよ本題。
前述のとおり、古くから考えられているテーマでもあり、すでにいろいろな取り組みをされている方々にとって、既存の発想を越えて考えるにはどうすればよいか?

ちょっと違う視点からの発想が欲しかったので、ここからの進め方は、最悪の社内コミュニケーションにするための方法を考え、コミュニケーションを悪くするための要因への気づきを得ることで、最良のコミュニケーション・シナリオを創るという流れを採用しました。

皆さん最悪のコミュニケーションを考えています。





そして、最悪のコミュニケーションが生まれました(笑)

最悪のコミュニケーションにするための方法(?)を考えると、本当に最悪になりますね。。。
最悪が分かったところで、最良の社内コミュニケーション・シナリオの創造へ。
4チームそれぞれのシナリオが生まれました。

分かり合えない相手との交渉を早く終わらせる

バラの花束100本で応援。未来のプロデューサー発掘!

意思疎通が図られ皆がイキイキと働く職場

 クレイジー日報


各グループからの発表を終え、最後に参加者全員でサークルになり、本日の気づきを共有しました。

一番大切なのは、最後に得られた気づき。この気づきを次のアクションのインプットにすることで、新たな問いが見つかったり、ビジネスのヒントが得られるものと思います。

参加者の皆さんもぜひ、もう一度振り返ってみてはいかがでしょうか?きっとヒントが得られるとおもいます。そのヒントをまた次の検討の場に持ち込んで、いろいろな気づき、そしてプロトタイプを作って行きましょう。

そして、時刻は、すでに22:00過ぎ。
最後に、参加者全員で記念撮影して、セッション終了となりました。
皆さん、遅くまで本当にありがとうございました!

関連リンク
サイボウズ株式会社
バブル世代もクラウドへGO! - ITmedia オルタナティブ・ブログ(サイボウズ野水さんのブログ)
FutureCenterNEWS JAPAN(寄金佳一さん個人メディア)