その日の夜は、「Drink with ふくしま@福島」というイベントに参加。
この企画は、フューチャーセンター・ウィーク期間に実施した第2回のフューチャーセッションに参加いただいた、Link with ふくしまの代表・菅家さんからのご招待。
福島に関わる多様な活動をされている方々と、意見交換することができました。
想いが共通しているだけに、楽しく深い話もできたかと思います。
こういったつながりが作れることも、フューチャーセンターの効果だと実感しました。
さて、福島というと、どうしても原発事故の話になりがちですが、先日テレビで、原発ができなかった町についての番組が放映されていました。
簡単なあらすじです。
ある町に突然、原発誘致の話が立ち上がった。
原発を誘致することで、町は経済的に豊かになる。
これは廃れていく町を救うために必要なことだという推進する人々が出てきた。
一方で、安全という意味では推進はできないという人々も出てきた。
何が起こったかというと、今までは仲間だった町の人々の間に、原発推進派と反対派の争いが起こった。
結果的に、市長の宣言によって原発はできなかった。
改めて考えさせられました。
「豊かさ」について。
豊かとは何か?
そして、8/3のカミヒコウキでの、第0回人生を豊かにするサービスを考える会。
何を持って豊かなのかは人それぞれ。
そして、人が置かれている環境の中で、どう生きるか?について深く考えてみることが必要ではないかという気づきがありました。
■人が置かれている環境として考えるべき事柄
・技術
・経済
・社会(人口・高齢化・女性・子供)
・国際情勢
・地球環境
・法令・政策
・住まい
・地域・コミュニティ
・会社
・介護
などいろいろ。
■自分ごととして、10年後の未来に関わってきそうなこと
・仕事がなくなってからの人生
・家を持っていることのメリット、デメリット
・家は「基地」のようなもの
・何らかのプレッシャーは生きていく上で必要
・そのプレッシャーをどう自分の生き方に反映させるか?
・「責任感」をどうデザインするか?
・世代をつなぐ
・チャレンジ40
・社内失業の問題
そして、混沌とした場の中で、自分×環境で、未来のシナリオをいくつも創ってみることが、未来を創るためには必要なことだと再確認しました。
カミヒコウキでは、下記のテーマでセッションを行なってきました。
・確かな技術を、どう消費者、そして社会へ「伝える」か?
・福島の未来
・購買行動を起こすきっかけ
・コミュニケーション
これらのセッションからの気づきや、得られた人とのつながりから、未来シナリオ創りを継続していくことで、「人生を豊かにするサービス」ができるのではないかという、カミヒコウキの活動の方向性もみえてきました。
すぐには答えは出ないかも知れませんが、着実に何かが進んでいる感覚はあります。
この感覚が大事なのかも知れませんね。