2012年8月21日火曜日

福島と、豊かさと、未来シナリオについて

8月13日に、実家のある福島へ帰省してきました。
その日の夜は、「Drink with ふくしま@福島」というイベントに参加。
この企画は、フューチャーセンター・ウィーク期間に実施した第2回のフューチャーセッションに参加いただいた、Link with ふくしまの代表・菅家さんからのご招待。

福島に関わる多様な活動をされている方々と、意見交換することができました。
想いが共通しているだけに、楽しく深い話もできたかと思います。
こういったつながりが作れることも、フューチャーセンターの効果だと実感しました。

さて、福島というと、どうしても原発事故の話になりがちですが、先日テレビで、原発ができなかった町についての番組が放映されていました。

簡単なあらすじです。
ある町に突然、原発誘致の話が立ち上がった。
原発を誘致することで、町は経済的に豊かになる。
これは廃れていく町を救うために必要なことだという推進する人々が出てきた。
一方で、安全という意味では推進はできないという人々も出てきた。
何が起こったかというと、今までは仲間だった町の人々の間に、原発推進派と反対派の争いが起こった。
結果的に、市長の宣言によって原発はできなかった。


改めて考えさせられました。
「豊かさ」について。
豊かとは何か?

そして、8/3のカミヒコウキでの、第0回人生を豊かにするサービスを考える会。
何を持って豊かなのかは人それぞれ。
そして、人が置かれている環境の中で、どう生きるか?について深く考えてみることが必要ではないかという気づきがありました。

■人が置かれている環境として考えるべき事柄
・技術
・経済
・社会(人口・高齢化・女性・子供)
・国際情勢
・地球環境
・法令・政策
・住まい
・地域・コミュニティ
・会社
・介護
などいろいろ。

■自分ごととして、10年後の未来に関わってきそうなこと
・仕事がなくなってからの人生
・家を持っていることのメリット、デメリット
・家は「基地」のようなもの
・何らかのプレッシャーは生きていく上で必要
 ・そのプレッシャーをどう自分の生き方に反映させるか?
 ・「責任感」をどうデザインするか?
・世代をつなぐ
 ・チャレンジ40
・社内失業の問題

そして、混沌とした場の中で、自分×環境で、未来のシナリオをいくつも創ってみることが、未来を創るためには必要なことだと再確認しました。

カミヒコウキでは、下記のテーマでセッションを行なってきました。

・確かな技術を、どう消費者、そして社会へ「伝える」か?
・福島の未来
・購買行動を起こすきっかけ
・コミュニケーション


これらのセッションからの気づきや、得られた人とのつながりから、未来シナリオ創りを継続していくことで、「人生を豊かにするサービス」ができるのではないかという、カミヒコウキの活動の方向性もみえてきました。

すぐには答えは出ないかも知れませんが、着実に何かが進んでいる感覚はあります。
この感覚が大事なのかも知れませんね。

2012年7月25日水曜日

8/3開催 第0回人生を豊かにするサービスを考える会

フューチャーセッションではありませんが、下記の実験的な場を設けたいと思います。

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第0回 人生を豊かにするサービスを考える会

生まれてから死ぬまでというタイムラインで、人はどのような生活を送るのか、試しに可視化してみます。
それを元に、いろいろな視点から気づきを得て、次回以降、自分の人生を豊かにするためのサービスを考えていきたいと思います。
今回はそれができそうかどうか、できないとすればどうすればよいかを考える実験的な場にしたいと思います。

日時:2012年8月3日(金)18:00~20:00
場所:株式会社グラグリッド(東京都渋谷区東4-4-6 THE SCAPE(R)005)
参加費:無料

スケジュール
18:00 いろいろな人を知る(ビデオ鑑賞など)
18:30 皆んなの人生振り返り(自分年表作成)
19:30 これから何ができそうか?
20:00 終了
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参加希望の方は、こちらから(題名は「第0回人生を豊かにするサービスを考える会参加希望」)お申込みください。

2012年7月17日火曜日

【第4回「カミヒコウキ」フューチャーセッション 実施報告】社内コミュニケーションのあり方を変えるために得られた大切な気づき

7月10日(火)に、第4回のフューチャーセッションを開催しました。



会場は、いつもと違う空間。
当社が入居しているビル[THE SCAPE(R)]のオープンスペースを借りて実施することに。

今回のテーマは、「社内コミュニケーションのあり方を変えるビジネスはあるのか?」
参加者は、社内コミュニケーションに関心の高かったり、(それなりに)関心を持っている15名。組織でマネジメントをされている方やフリーで活動されている方、研究的な活動をされている方など、性別にはやや多様性は見られませんでしたが、いろいろな背景を持った方々にご参加いただきました。

企業が社会に価値を提供していく上では、よりよい企業活動を営んでいくことが求められます。その企業活動を行う上での潤滑油のような役割を果たすのがコミュニケーション。そのあり方を変えることで、より高い価値を社会に提供できるのではないか?という想いから、今回のテーマを設定しました。

そうはいっても、古くから議論され続けているこのテーマ。それにも関わらず、これといった明確な答えのないテーマ。そもそも答えはなくて、いろいろなアプローチをし続けることが重要なことかもしれません。

そのような難しいテーマでのセッション。そこで、世界中のチームワーク向上を目指してビジネスを展開されている、サイボウズ株式会社の野水さんから、対話のきっかけとして話題提供いただきました。

野水さん話題提供メモ
・メディアはメッセージ(Herbert Marshall McLuhan)
・メディアとは人と人とのコミュニケーションを媒介するもの全て
・組織は協働の体系
・企業内の組織とは、意思決定に関わる コミュニケーションとそのパターン
・企業内コミュニケーションツールの役割は、場とパイプ
・価値を創って、それを効率的に
・サイボウズの機能へ組み込む
・組織=コミュニケーションパス

組織=コミュニケーションパスという考え方は、今回のテーマのキーになるのではないかと思いました。コミュニケーションパスをどうデザインするか、そのデザインプロセスを考えることが、新しいビジネスにつながるのではないかという気づきが個人的には得られました。

参加者の皆さんも様々な気づきが得られたようです。


休憩後、いよいよ本題。
前述のとおり、古くから考えられているテーマでもあり、すでにいろいろな取り組みをされている方々にとって、既存の発想を越えて考えるにはどうすればよいか?

ちょっと違う視点からの発想が欲しかったので、ここからの進め方は、最悪の社内コミュニケーションにするための方法を考え、コミュニケーションを悪くするための要因への気づきを得ることで、最良のコミュニケーション・シナリオを創るという流れを採用しました。

皆さん最悪のコミュニケーションを考えています。





そして、最悪のコミュニケーションが生まれました(笑)

最悪のコミュニケーションにするための方法(?)を考えると、本当に最悪になりますね。。。
最悪が分かったところで、最良の社内コミュニケーション・シナリオの創造へ。
4チームそれぞれのシナリオが生まれました。

分かり合えない相手との交渉を早く終わらせる

バラの花束100本で応援。未来のプロデューサー発掘!

意思疎通が図られ皆がイキイキと働く職場

 クレイジー日報


各グループからの発表を終え、最後に参加者全員でサークルになり、本日の気づきを共有しました。

一番大切なのは、最後に得られた気づき。この気づきを次のアクションのインプットにすることで、新たな問いが見つかったり、ビジネスのヒントが得られるものと思います。

参加者の皆さんもぜひ、もう一度振り返ってみてはいかがでしょうか?きっとヒントが得られるとおもいます。そのヒントをまた次の検討の場に持ち込んで、いろいろな気づき、そしてプロトタイプを作って行きましょう。

そして、時刻は、すでに22:00過ぎ。
最後に、参加者全員で記念撮影して、セッション終了となりました。
皆さん、遅くまで本当にありがとうございました!

関連リンク
サイボウズ株式会社
バブル世代もクラウドへGO! - ITmedia オルタナティブ・ブログ(サイボウズ野水さんのブログ)
FutureCenterNEWS JAPAN(寄金佳一さん個人メディア)

2012年6月29日金曜日

7月10日(火)開催【第4回「カミヒコウキ」フューチャーセッション】テーマは、社内コミュニケーションのあり方を変えるビジネスはあるのか?

サイボウズ株式会社の野水さんから話題提供いただきます。
社内コミュニケーションをテーマにしたビジネスに関心のある方、ぜひご応募ください!


詳細情報・お申込みは、下記のリンク(「こくちーず」のページに移動します)から、お願いいたします。

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第4回「カミヒコウキ」フューチャーセッション

テーマ:社内コミュニケーションのあり方を変えるビジネスはあるのか?

■開催日時:2012年7月10日(火) 18:30開始~22:00終了(受付18:00~)

■話題提供者:野水克也 氏
  (サイボウズ株式会社  営業・マーケティング本部フェロー)

■参加費 3,000円

「カミヒコウキ」のフューチャーセッションとは、毎回、様々なビジネスの本質
的な課題をテーマに、多様な業種・業界の人々が集まり、未来志向の対話によっ
て、新たな価値を発見するセッションです。

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詳細情報・お申込み
http://kokucheese.com/event/index/43445/









コミュニケーションや働き方についてのビジネスのヒントが得られると思います。
人と人とをつなぐことに関心がある方などにも、よい機会だと思います。



【第4回「カミヒコウキ」フューチャーセッション 詳細情報・お申込み】




【第3回「カミヒコウキ」フューチャーセッション実施報告】消費者が購買行動を起こすきっかけとは?

6月25日(月)、実施しました。

今回のテーマは、第1回のセッションにも通ずるところがあります。
ということで、ちょっと第1回を振り返ると、テーマは「企業が本当に良いと思っているモノ(商品・サービス)を、消費者、そして社会へどう伝えるべきか?」

このときの対話から、シェアされたことの一つは、「提供側と購入側の距離感が重要」ということ。その距離感をどうデザインするかに、面白さや難しさがあって、自社だけだとどうしてもその距離感の測り方を間違えていることに気づきにくい、という気づきがありました。

そして、第3回目は「消費者が購買行動を起こすきっかけとは?」がテーマ。

話題提供は、 株式会社ラーニングプロセスの矢吹博和さん。

株式会社ラーニングプロセスの矢吹氏
(正面の写真なくてスミマセン)
矢吹さんから、消費者が購買行動を起こすためのヒントとして、過去の販促会議賞の入選作品などの紹介がありました。

矢吹さんのインプット情報から、参加者で、対話+ブレストを組み合わせての時間。
ここで、シェアしたことはシナリオの重要性

提供側と購入側の距離感を一気に詰めるシナリオ。
そんなシナリオを描こうと、「発想会議」、「アイデアトランプ」といったツールを活用しました。
2名×3グループになって、それぞれ想い入れのあるテーマで、シナリオ作成。

やはり、考えられたツールだけあって、面白いシナリオがたくさん生まれますね・・・

様々なシナリオを作っていく途中。
ですが、各シナリオとも、何か距離感に違和感が。
もう一つ提供側と購入側の距離感が縮まりません。

そこで、ここからは、ブレインストーミング。
他グループのシナリオを、参加者全員で強化。

よくある話ではありますが、これあんまりイケてないんじゃないか、というネタが実は最後に「おぉー」となって、ひとつのシナリオが生まれました。
(このシナリオは、今度の販促会議のコンペに提出することに。賞とったら公開予定!)

今回のセッションも、様々な気づきが得られ、何より楽しい時間を共有することができました。
第1回のセッションでの気づきから、今回につながり、今回の気づきはまた次回以降に生きることでしょう。しかも、思わぬところで。
それが、ワクワク感につながっているのかなぁと、それが今回の私の気づきでもありました。

皆さま、お疲れさまでした!
遅くまでお疲れさまでした。
このあと企画書作成ですね。。。

2012年6月17日日曜日

FutureCenterNEWS JAPANで、「カミヒコウキ」を紹介いただきました。

FutureCenterNEWS JAPANを運営されている寄金佳一さんに、「カミヒコウキ」を紹介いただきました。
FutureCenterNEWS JAPAN「FutureCenterNEWS JAPAN」は、フューチャーセンターの全国的浸透・活性化推進を目的として、非営利で運営されています。

紹介いただいたページは下記。
企業のビジネスモデルに特化したフューチャーセンター「カミヒコウキ」 

フューチャーセンターの情報を探していらっしゃる方は、FutureCenterNEWS JAPAN 、要チェックですね。

「カミヒコウキ」もよろしく!

2012年6月15日金曜日

6月25日【第3回「カミヒコウキ」フューチャーセッション】消費者が購買行動を起こすきっかけとは?

ふとしたきっかけから、急遽、第3回のフューチャーセッションを企画することになりました。

今回のテーマは、「消費者が購買行動を起こすきっかけとは?」

話題提供は、株式会社ラーニングプロセスの矢吹博和さん。
矢吹さんは、「視覚会議」という会議術でアイデアの発想や強化する文化を企業に根付かせる活動をされています。
矢吹博和 氏(株式会社ラーニングプロセス 代表取締役) 
見える化を活用した会議改善のスペシャリスト。会議手法「視覚会議®」の開発者。横浜市・倉敷市の町づくりから、日産自動車・富士通など大手企業向けの未来創造まで、短時間での合意形成や未来創造のためのワークショップを多数開催。 大手企業を中心に導入・定着に成功させている。 

このセッションでは、「視覚会議」とiPhoneアプリの「発想会議」を組み合わせた対話から、新たなアイデアを次々にプロトタイピングしていきます。
また、ここで出てきたアイデアは、販促会議の企画コンペに応募する予定。

実施は、6月25日(月)19:00開始。

アイデア発想をファシリテートするプロからの話題提供で、またまた奇跡的な気づきからの魅力的な未来に向けたアイデアが生まれる予感です。

※参加者の募集は終了しております。(6/16)

■これまでの「カミヒコウキ」フューチャーセッション
第1回 「企業が本当に良いと思っているモノ(商品・サービス)を、消費者、そして社会へどう伝えるべきか?」
第2回 福島のビジネスモデル「福島の未来はどうあるべきか?」