2012年6月8日金曜日

【第2回「カミヒコウキ」フューチャーセッション実施報告 その3】対話の流れを生むセッションプログラムのポイント

参加者同士が深い気づきを得る対話とするために、いきなり核心をつくテーマから対話を始めることは避けるほうがよいとよく言われています。

今回は、「福島の未来を創る「手がかり」を掴むために必要な、大切な問いとは?」を対話を通して参加者自身が気づくことでした。
これが今回のゴール。

では、何をきっかけに対話を始めるか?

まずは、話題提供者からインスピレーションを得ること。
実際に体験している方の話からは、いろいろと気づかされることがあります。

ポイントは、その後。

今回は、次のテーマをダイアログの前半に組み込みました。
「ここがイケてる福島。ここがダメだよ福島。」

福島人なら話せるテーマでもあるし、イケてる・ダメだよを考えることは福島の強み、弱みを考えることでもあり、そこから何を強化・改善していけばよいかが見えてくるだろうという意図です。

そして実際に対話は盛り上がり、福島人なら共感できるイケてる・ダメだよが出てきました。
さらに、その要素が、未来を創るための問いを考えるきっかけにもつながりました。

そのようなことから、フューチャーセッションのプログラムを考える際には、「すぐに対話が始められるテーマ」かつ「ゴールを考えるきっかけとなるテーマ」を、核心をつくダイアログの前に組み込むとよいと思います。

さらに言えば、何かを比較する(強み・弱み、など)テーマは、比較的話しやすいと思います。


参考資料:セッション時のスライド