2013年3月2日土曜日
【イベント案内】3月10日 Dream Planeテイクオフイベント@福島市
【今こそ「想い」を「行動」に夢をつなぐ紙ひこうき~Dream Plane~】
●Dream Planeとは?----------------------------
Dream Plane(ドリームプレーン)は、あなたの想いや願いを実現するために、誰かがサポートしてくれるきっかけが得られる体験型イベントです。多くの人が一度は折ったことのある「紙ひこうき」が、そのきっかけを得るためのツールとなります。
自分の想いや願いがなかなか他の人に伝えられない、行動につながらない、という方々にとって、Dream Plane体験は小さいかもしれないけど次の一歩を踏み出す機会となるでしょう。
また、そんなイベントを自分たちのコミュニティで開催したい、という方にも魅力があります。
それは、準備や開催手順が簡単ということ。
多くの場合は10分もあれば、Dream Plane体験をコミュニティメンバーが味わえます。
地域の会合やワークショップ、セミナー後のラップアップにどうでしょうか。
使い方はあなた次第。
●イベントの背景----------------------------
こんなDream Planeを、日本だけでなく世界中で開催されることを、運営メンバーは目指しています。
それはなぜか?
世界中に広まったときに、Dream Planeは「福島からはじまった」と知ってもらいたいから。
今、福島県では福島から新たな流れを創るべく「ふくしまからはじめよう」のスローガンが制定されています。
しかし、スローガンは何らかの行動をしなければ、スローガンだけで終わってしまうもの。
Dream Plane発祥の地福島として、少しでも福島の現状を変えるきっかけになれば、との想いから、3月10日、本イベントの開催に至りました。
この企画に興味を持った方々のご参加をお待ちしております。
●イベントの内容----------------------------
【内容】
1.はじめに(13:00~13:05)
・Dream Plane構想について
(Dream Plane Project運営事務局 尾形慎哉)
2.未来創造ワークショップ(13:05~14:00)
・地域、そして自分の未来を創造する
(ファシリテーター:矢吹博和)
3.Dream Plane体験会・撮影会(14:00~16:00)
・Dream Planeの体験
・Dream Planeの魅力を写真に収める
4.振り返り(16:00~17:00)
・写真確認
・撤収
【日時】
平成25年3月10日(日)13:00~17:00
(12:30開場)
【会場】
チェンバおおまち 多目的ホール
住所:福島市大町4-15 チェンバおおまち
http://www.f-ssc.jp/
【参加費】
無料
【ワークショップファシリテーター】
矢吹博和
(Dream Plane Project運営事務局/株式会社ラーニングプロセス)
【主催】
Dream Plane Project運営事務局
【後援】
Link with ふくしま
あいべ福島
Prezi, Inc.
Koinobori project
アイデア創発コミュニティ推進機構
株式会社ラーニングプロセス
株式会社グラグリッド
2013年2月9日土曜日
【企画会議レポート】企画実現に動き出した「Dream Plane(ドリームプレーン)」
「想い」から「対話」へ。「対話」から「行動」へ。フューチャーセッションの成果として、具体的な行動計画が、このセッションをきっかけに生まれました。
1月29日に実施したカミヒコウキ フューチャーセッション「福島から夢の紙飛行機を飛ばそう」の企画会議。
参加したのは、震災復興に向けた活動を福島からはじめようと想いを持つメンバー。
「福島が100年以上続くコミュニティであるためには?」
「いかにつなぐか?」
「福島県民と東京の方の間に手助けできるサポートをつくるには?」
これらは、昨年のフューチャーセンター・ウィークで実施したセッションから生まれた大切な問い。
この問いの答えが、今回の企画「Dream Plane(ドリームプレーン)」にたどり着きました。
今回の企画会議では、はじめにイベント実行の基本3STEPを提示。
STEP1:メッセージを紙ひこうきに描く(えがく)
STEP2:一斉に紙ひこうきを飛ばす
STEP3:メッセージを受け取り行動する
しかし、どんなメッセージを描いて、どうやって紙ひこうきを飛ばして、どのようにメッセージを受け取り、行動につなげるかは決まっていない状態。この企画会議では、イベントの具体的な内容を検討することも一つの議題。
それで、ここはアイデアを出すために、即興でイベントが開催されたことをイメージしながら、実際にやってみました。イベントのプロトタイピングです。
このプロトタイピングが、後のアイデア出しや課題の発見につながりました。
イベントのプロトタイピングを行った後、各STEPに対するアイデア出し。
1月29日に実施したカミヒコウキ フューチャーセッション「福島から夢の紙飛行機を飛ばそう」の企画会議。
参加したのは、震災復興に向けた活動を福島からはじめようと想いを持つメンバー。
「福島が100年以上続くコミュニティであるためには?」
「いかにつなぐか?」
「福島県民と東京の方の間に手助けできるサポートをつくるには?」
これらは、昨年のフューチャーセンター・ウィークで実施したセッションから生まれた大切な問い。
この問いの答えが、今回の企画「Dream Plane(ドリームプレーン)」にたどり着きました。
今回の企画会議では、はじめにイベント実行の基本3STEPを提示。
STEP1:メッセージを紙ひこうきに描く(えがく)
STEP2:一斉に紙ひこうきを飛ばす
STEP3:メッセージを受け取り行動する
しかし、どんなメッセージを描いて、どうやって紙ひこうきを飛ばして、どのようにメッセージを受け取り、行動につなげるかは決まっていない状態。この企画会議では、イベントの具体的な内容を検討することも一つの議題。
それで、ここはアイデアを出すために、即興でイベントが開催されたことをイメージしながら、実際にやってみました。イベントのプロトタイピングです。
このプロトタイピングが、後のアイデア出しや課題の発見につながりました。
STEP1:メッセージを紙ひこうきに描く(えがく) |
STEP2:一斉に紙ひこうきを飛ばす |
STEP3:メッセージを受け取り行動する |
3月10日に実施する、ということは決まっていたので、実行に向けて具体的で大きな課題も浮き彫りになってきました。
その中でも、「どこでやる?」という場所が決まらないと、実行に向けての動きが現実的には見えないということになりました。それは、場所さえ確保して方向性が見えれば、皆んな参加したい!ということでした。
ということで、今回はその意志を共有して、セッションは終了。
ということで、今回はその意志を共有して、セッションは終了。
後日、Dream Plane Project運営事務局を立ち上げました。
運営事務局内で開催場所を仮決めし、そこだったらどんな人に協力してもらえそうか?といった方向性を具体化させました。
それを形にしたのが、冒頭のパンフレットになったのです。
ちなみに、開催場所は「福島市市民活動サポートセンター チェンバおおまち」。
それ以外にも、現在、Dream Plane Projectといくつかの方面からコラボレーションの可能性を模索しています。
今回、実行に向けて大きく動いたのは、復興支援を行なっている学生団体の存在が何と言っても大きい。
そして、一人でも多くの人が参加して、このイベントが日本全国に広まり、「Dream Planeは福島からはじまった」と多くの人が笑顔で話している未来がくることを、私たちは願っています。
2013年1月11日金曜日
1月29日フューチャーセッション「福島から夢の紙飛行機を飛ばそう」企画会議 参加者募集!
以前「カミヒコウキ」のセッションにご参加頂いた、福島出身でもある矢吹博和さんからの問いがきっかけで、新しいプロジェクトが生まれました。
「Dream Plane」
これは、2013年3月10日に震災復興を願って行うイベント。
福島に対する想いを持っている人々が一同に集まり、各自が未来につながるメッセージを紙飛行機に託し、一斉に飛ばす。誰かの紙飛行機を受け取ったあなたは何らかの「行動」を起こすことになるでしょう。そして、その行動がきっと次の誰かにつながることでしょう。さらにそれが、地域のためにつながる行動だったら、すごいことが起きそう!
この企画を通して、私たちが行いたいのは「新たな行動を起こす文化の醸成」です。
1月29日のフューチャーセッションでは、参加者同士で本企画の具体的な内容を検討していきます。福島に想いを持って一緒に行動したい方、ぜひご参加ください。
現時点で決まっていることは、3月10日にこの企画を実行することです。
皆さまのご参加をお待ちしております。
--------------------------------------------------------------------------
カミヒコウキ フューチャーセッション
「福島から夢の紙飛行機を飛ばそう」
--------------------------------------------------------------------------
日時:2013年1月29日(火)18:00~21:00予定
場所:株式会社グラグリッド(東京都渋谷区)
http://glagrid.jp/access/
参加費:無料
アジェンダ(予定):
1.チェックイン
2.話題提供(企画背景)
3.ダイアログ(企画案検討)
4.プロトタイピング(紙飛行機を飛ばしてみる)
5.チェックアウト(アクションプラン)
お申込み方法:
終了しました。
「Dream Plane」
これは、2013年3月10日に震災復興を願って行うイベント。
福島に対する想いを持っている人々が一同に集まり、各自が未来につながるメッセージを紙飛行機に託し、一斉に飛ばす。誰かの紙飛行機を受け取ったあなたは何らかの「行動」を起こすことになるでしょう。そして、その行動がきっと次の誰かにつながることでしょう。さらにそれが、地域のためにつながる行動だったら、すごいことが起きそう!
この企画を通して、私たちが行いたいのは「新たな行動を起こす文化の醸成」です。
1月29日のフューチャーセッションでは、参加者同士で本企画の具体的な内容を検討していきます。福島に想いを持って一緒に行動したい方、ぜひご参加ください。
現時点で決まっていることは、3月10日にこの企画を実行することです。
皆さまのご参加をお待ちしております。
--------------------------------------------------------------------------
カミヒコウキ フューチャーセッション
「福島から夢の紙飛行機を飛ばそう」
--------------------------------------------------------------------------
日時:2013年1月29日(火)18:00~21:00予定
場所:株式会社グラグリッド(東京都渋谷区)
http://glagrid.jp/access/
参加費:無料
アジェンダ(予定):
1.チェックイン
2.話題提供(企画背景)
3.ダイアログ(企画案検討)
4.プロトタイピング(紙飛行機を飛ばしてみる)
5.チェックアウト(アクションプラン)
お申込み方法:
終了しました。
2012年11月28日水曜日
セッション後のつながりから生まれた3つのプロジェクト
2012年5月9日の第一回のセッションを実施してからこれまで、各セッションを通じて、様々な方とのつながりができました。
そして、そのつながりから、次への活動がいくつか生まれようとしています。
それをドライブしているのは参加者の方から自発的なアプローチです。
「サービスとして実現したい」「カミヒコウキに期待している」「ここで本気になって対話することから今までになかったマーケティングのアイデアが生まれそうなので、いろいろ教えて!」などのお話をいただきました。ものすごく嬉しいです。
実は、これ、「カミヒコウキ」を始めるときに考えていた動きでした。
いよいよ、これらの想いの実現に向けて、今ゆっくりと動いています。
最近ではいくつかのプロジェクトが生まれてきました。
1.10年経験デザインプロジェクト
自分が豊かな生活を送るための大切な気づきが得られたセッションから、10年間の何らかの経験を振り返りができることで、10年経った時に「いい時間を過ごしたな」と思えるようなサービスを作るプロジェクト。
2.アイスをどうやって売るかプロジェクト
詳細は言えませんが、美味しいアイスをどうやって売るかを考えるプロジェクトです。って。。。
3.福島でのイベントプロジェクト
福島で実施する高校生、教師、社会人を巻き込んだイベントプロジェクト。そこに、温泉地の活用も組み合わせる。これはまだ構想段階ですが。
これからはプロジェクトに注力していきたいと思っていますが、新たな対話セッションも行なっていく予定です。
カミヒコウキでは、企業、組織、地域(特に福島)での課題について、新たな切り口をサービスという視点で取り組んでいこうと思います。
企業、組織、地域(福島)に関わることで、閉塞感があり打開できないような課題を持っている方は、ぜひ一度お問合せください。
ビジネスモデル・プロトタイピング・センター「カミヒコウキ」
運営会社:株式会社グラグリッド
担当:尾形
お問合せ先:http://glagrid.jp/contact/ グラグリッドのお問合せフォームへ移動します。
2012年10月8日月曜日
「温泉立国プロジェクト研究会」の福島視察に参加しました
カミヒコウキでは、第2回目のセッションで福島の未来を創るための対話を行いました。
その時に出た大切な問いの一つ、「福島のよさって何だろう?」
この問いの答えを探す意味で、今回「温泉立国プロジェクト研究会」が開催する福島視察のツアーに参加しました。
「温泉立国プロジェクト」は、日本各地に多数存在する温泉とその周辺の地域資源の魅力を、利用者視点から掘り起こし、利用方法を考え、温泉側への提案も含めて、情報発信を自らが発信し、日本の温泉を楽しむ輪を世界中に拡げていくことで、日本を地域から物心ともに豊かに、元気に、美しくすることを目的としている有志の研究会です。(参考:研究会目的より)
物心ともに豊かに、という点は、「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッションからみえた10年後に向けた問いに関連するものがあります。
で、今回の視察地が「福島」。
ということで無理やり参加メンバーに加えていただきました!
旅程は、1泊2日で、福島を代表する「土湯温泉」と「飯坂温泉」、そして相馬の被災状況を視察、というものでした。
まずは「四季の里」へ
福島駅からバスで20分程度のところにある「四季の里」
夏は花火大会の時などは特に賑わいます。広大な緑に囲まれた気持ちのいい場所です。
そこにある「いなか亭」で、そば、ゆず味噌+ナス、炊き込みご飯、などなど。
ゆず味噌が絶妙でした。
土湯温泉視察から
はじめの視察地、土湯温泉では、バイナリー発電のバイナリー発電の計画が進行しています。バイナリー発電とは、地上に噴出する温泉の熱を用いて低沸点媒体を沸騰させ、タービンを回し発電する設備。温泉熱のサイクルと低沸点媒体の2つの(バイナリー)サイクルを持つことから、バイナリー発電というそうです(頂いた資料を引用)。
写真は源泉にある設備、1号源泉。ここから、組合員へ温泉水が供給されます。今まで、土湯温泉には何度か訪れていましたが、それまでは、全く謎というか、気にしたことがありませんでした。
上流に、こんな世界が広がっていたことに驚きました。
そして、相馬の沿岸部へ。風景は一変します。復興にはまだまだ時間が必要です。ですが、着実に進んでいる部分も。立ち寄った和田観光いちご園では、新たな活動に向けて動き出しています。
吉川温泉の畠社長から、福島の現状、吉川屋の魅力などを伺いました。社長がおっしゃる温泉の効果、それは、周囲の景色を見ながらの入浴によるリラックス効果。日常から離れて、普段とは異なる環境での入浴は代えがたいものです。圧巻の断崖絶壁。ぜひ、皆さんにもこの入浴体験をしていただきたいですね。
視察終了。福島駅へ
これで1泊2日の視察ツアーが終了。
福島駅で解散、となりました。
非常に勉強になる視察ツアーでした。このような機会に恵まれて大変嬉しく思います。
ありがとうございました!
最後は、実家に戻る途中に福島駅前で開催されていたお祭りの様子。
問いの答えは?
そして、「福島のよさって何だろう?」
この問いに対する答えですが、
この視察ツアーから私が導き出した答えは、「人のよさ」
どの地点に立ち寄っても、あたたかいお迎えやお見送りをいただきました。
きっとこの、人のよさという「資源」は、これから何らかのサービスを考える上でも重要な要素になると思います。「人のよさ」を活かすにはどうすればよいか、また問いを深める必要がありそうです。
また、出身地ではありましたが、まだまだ知らない福島を知ることができました。
特に土湯温泉の源泉。いつも行っていた温泉がここから!ということを知ることで、次に行くときは、また新たな土湯を楽しめそうです。
(恒例の忘年会が楽しみだ)
おまけ。福島に帰省していてよかったこと
福島で放送されている「県政TV」で、あいべ福島プロジェクトの特集がされていました。代表の板里さんには、カミヒコウキのセッションに参加いただいています。
帰省していなかったら、見ることができなかったのでよかったです。
県政TV いいね!ふくしま~若者による情報発信~
そして、その板里さんと、福島のセッションの時につながりができたセレーネ・イタリアンジェラートの片平さん。
その片平さんから、偶然にも電話がありました。
これから面白く、マジなプロジェクトが立ち上がりそうです。
10月中に打ち合わせをしようということになりました。
その時に出た大切な問いの一つ、「福島のよさって何だろう?」
この問いの答えを探す意味で、今回「温泉立国プロジェクト研究会」が開催する福島視察のツアーに参加しました。
「温泉立国プロジェクト」は、日本各地に多数存在する温泉とその周辺の地域資源の魅力を、利用者視点から掘り起こし、利用方法を考え、温泉側への提案も含めて、情報発信を自らが発信し、日本の温泉を楽しむ輪を世界中に拡げていくことで、日本を地域から物心ともに豊かに、元気に、美しくすることを目的としている有志の研究会です。(参考:研究会目的より)
物心ともに豊かに、という点は、「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッションからみえた10年後に向けた問いに関連するものがあります。
で、今回の視察地が「福島」。
ということで無理やり参加メンバーに加えていただきました!
旅程は、1泊2日で、福島を代表する「土湯温泉」と「飯坂温泉」、そして相馬の被災状況を視察、というものでした。
まずは「四季の里」へ
福島駅からバスで20分程度のところにある「四季の里」
夏は花火大会の時などは特に賑わいます。広大な緑に囲まれた気持ちのいい場所です。
そこにある「いなか亭」で、そば、ゆず味噌+ナス、炊き込みご飯、などなど。
ゆず味噌が絶妙でした。
土湯温泉視察から
はじめの視察地、土湯温泉では、バイナリー発電のバイナリー発電の計画が進行しています。バイナリー発電とは、地上に噴出する温泉の熱を用いて低沸点媒体を沸騰させ、タービンを回し発電する設備。温泉熱のサイクルと低沸点媒体の2つの(バイナリー)サイクルを持つことから、バイナリー発電というそうです(頂いた資料を引用)。
写真は源泉にある設備、1号源泉。ここから、組合員へ温泉水が供給されます。今まで、土湯温泉には何度か訪れていましたが、それまでは、全く謎というか、気にしたことがありませんでした。
上流に、こんな世界が広がっていたことに驚きました。
そして、セミナーと意見交換ということで、宿泊宿の山水荘へ。
福島市観光コンベンション協会の渡邉会長から、土湯温泉の現状と、それを受けてのディスカッション。やはり、ここでもストーリー性の重要性を確認することができました。未来シナリオ、ユーザー中心、ビジネスモデル、それと政策。フューチャーセッションで何とかできないかと、何となく思いました。土湯温泉が、利用者にとってどう意味を持つのか?そして、観山荘の未来は?
熱いセミナーとディスカッションの後は、しめに食べたそばが最高の「味工房ひさご」、そして開運満月餃子のお店「みらく」へ。皇太子殿下に献上された絶品です。2口程度のあっさりした野菜餃子。カレー味もおすすめ。
ということで、食べて、飲んで、語って、初日は就寝。
相馬視察
次の日は、相馬へ。115号線の途中にある片平ジャージー自然牧場。ここが、あの片平さんのジェラートのお店です。東京方面の方でどうしてもジェラートを食べたい場合は、品川のセレーネ・イタリアンジェラートへ。
そして、相馬の沿岸部へ。風景は一変します。復興にはまだまだ時間が必要です。ですが、着実に進んでいる部分も。立ち寄った和田観光いちご園では、新たな活動に向けて動き出しています。
ちなみに、放射線の影響に関しても、福島とそれ以外の地域での認識のギャップが大きいとのことでした。その原因になっていることが、新聞の放射線モニタリング情報の提示の仕方。
全国紙だと、福島市のみの数値が、他の全国の都市と並んで提示されています。そうすると、福島市だけ他の都市と比べると高くなっていて、その結果、福島全体が危険な印象をあたえてしまっているのではないかという講師の方のお話でした。
ちなみに、福島の地元紙では3,000箇所の環境放射線モニタリング調査結果が毎日掲載されています。
そして、飯坂・穴原温泉へ
相馬で昼食をとり、バスはまた福島市へ。通る道は、115号線。片平ジャージー自然牧場を通過して、飯坂温泉をさらに2kmほど奥に行ったあたりにある、穴原温泉の吉川屋へ。吉川温泉の畠社長から、福島の現状、吉川屋の魅力などを伺いました。社長がおっしゃる温泉の効果、それは、周囲の景色を見ながらの入浴によるリラックス効果。日常から離れて、普段とは異なる環境での入浴は代えがたいものです。圧巻の断崖絶壁。ぜひ、皆さんにもこの入浴体験をしていただきたいですね。
視察終了。福島駅へ
これで1泊2日の視察ツアーが終了。
福島駅で解散、となりました。
非常に勉強になる視察ツアーでした。このような機会に恵まれて大変嬉しく思います。
ありがとうございました!
最後は、実家に戻る途中に福島駅前で開催されていたお祭りの様子。
問いの答えは?
そして、「福島のよさって何だろう?」
この問いに対する答えですが、
この視察ツアーから私が導き出した答えは、「人のよさ」
どの地点に立ち寄っても、あたたかいお迎えやお見送りをいただきました。
きっとこの、人のよさという「資源」は、これから何らかのサービスを考える上でも重要な要素になると思います。「人のよさ」を活かすにはどうすればよいか、また問いを深める必要がありそうです。
また、出身地ではありましたが、まだまだ知らない福島を知ることができました。
特に土湯温泉の源泉。いつも行っていた温泉がここから!ということを知ることで、次に行くときは、また新たな土湯を楽しめそうです。
(恒例の忘年会が楽しみだ)
おまけ。福島に帰省していてよかったこと
福島で放送されている「県政TV」で、あいべ福島プロジェクトの特集がされていました。代表の板里さんには、カミヒコウキのセッションに参加いただいています。
帰省していなかったら、見ることができなかったのでよかったです。
県政TV いいね!ふくしま~若者による情報発信~
そして、その板里さんと、福島のセッションの時につながりができたセレーネ・イタリアンジェラートの片平さん。
その片平さんから、偶然にも電話がありました。
これから面白く、マジなプロジェクトが立ち上がりそうです。
10月中に打ち合わせをしようということになりました。
2012年10月5日金曜日
【9/27開催報告】「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッションからみえた10年後に向けた問い
セッションのテーマは「豊かな生活」
日本の企業において、「豊かな生活の実現を目指す」という企業理念を掲げているところは少なくありません。それらの企業が行なっている事業は、通信、情報サービス、建築、建設、食、美容、健康・・・などなど多岐に渡っています。
それらのサービスを利用している私たちの立場からすれば、多岐に渡る企業のアプローチから豊かな生活を送るためのサービスを受ける選択ができる恵まれた環境にあると言えるでしょう。
現時点では。
さて、豊かさについて少し別な角度から考えてみます。
内閣府が実施している国民生活世論調査として、「これからは心の豊かさですか?物の豊かさですか?」という質問に対しての統計データが公表されています。
このグラフから、昭和47年~平成24年までの推移が見て取れます。
昭和54年を境に、「心の豊かさ」と「物の豊かさ」を求める人の割合が開き始め、現在では心の豊かさ64%、物の豊かさ30.1%という結果になっています。
前述のことと合わせて考えてみます。
多岐にわたる企業のアプローチから豊かな生活を送るためのサービスを受ける選択ができる環境の中で、心の豊かさを求める人が多い、この現状。
どのように捉えていけばよいのでしょうか?
そもそも、現状を捉える必要はあるのでしょうか?
そんな訳のわからないことを考えているときに、働き方の未来を考えるフューチャーセッションに参加しました。そこで、ワークシフトという本を知りました。
ワークシフトには、重要なメッセージがありました。「漠然と迎える未来」には孤独と貧困な人生が待ちうけ、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。
そんなきっかけから、豊かさをテーマに未来を考えることをやってみよう、そう思ったのが今回のフューチャーセッション実施に至る背景でした。
また、第0回人生を豊かにするサービスを考える会も大きなきっかけになっています。
「それいゆ」とのコラボ
ちょうどその頃、働く女性のコミュニティ「それいゆ」を運営されている石川正子さんに出会い、石川さんと話を進めていく中で、それいゆの会員さん向けに、何か未来を考えるきっかけが提供できないかな、ということになりました。その流れで、「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッションを開催することになりました。
多様な参加者
そうは言っても、それいゆ世代である働く女性の未来を、それいゆ世代の人たちだけで考えていても、未来に向けての思わぬ気づき、奇跡的な気づきが得られにくかったりします。
そこで、セッションを行うにあたり場の多様性を確保するために、働く女性だけでなく、学生の方や男性の方にも声をかけて、ご参加いただきました。
結果、なぜここに、こんな人たちが集まることができるの?というくらいの多様性が生まれました。
セッションデザイン(前半:過去の体験からの気づきを得る、後半:未来を考える)
そして、9月27日。19:00。いよいよセッションスタート。ですが、全員が揃ったのは19:30。皆さん、お忙しいところお集まりいただきました!
まずはじめの問い。「あなたが重要な選択をしたことは何ですか?」
皆さんの対話が始まり、活気づいてきたところで「その時大切にしたことは何ですか?」という問いを更に投げかけました。そこで、得られた気づきは各自ポストイットに記入しつつ、新たな視点を得るという意味で、話題提供をいただきました。
話題提供:三澤直加「働くこととデザイン」
参加者の皆さんのコメント
・4歳で方向性を自分なりに見つけられ幸せだと思います。その背景には、親が環境を作っていたんだなぁと。
・原点って大事ですね。
・何か自分の中で命題を持っていくのは、人生を楽しくするコツかなと思いました。
・気がついたキーワードを大事にし、かつ成長させていくことが大事だなと思いました。
・自分が本当にしたいこと、探し続けること
話題提供:石川正子 氏「それいゆの活動を通して」
参加者の皆さんのコメント
・自分のこだわりをあきらめないこと
・人生の経験から気づきを得て行動されているところが素晴らしい
・「全てを失っても、それでも自分に残ること」という話が印象に残っています。
・じっくり丁寧に生きる、の軸がずっとブレていないこと
お二人の話題提供終了後、「重要な選択をしたときに、大切にしたものは?」について、また対話を行いました。そこから得られた気づきが、次のようなもの。
・失敗は次への学び、大きな財産となる
・手放すことで、新たな可能性を広げる
・縁は大切
・自分で選択していないこと、嫌なことこそ人生を左右している
・人との出会い
・人生では目的と手段が入れ替わる
・自分が成長できるか?
・シンプルであること、自然体であること
・選択には動機、きっかけがある
なるほどと。結構きっかけが大事で、そのきっかけは嫌なことからだったり、自分で選択していないことだったり、運だったり。。。逆境に陥った時こそ、何かに出会うチャンスがあるんでしょうね。なぜかな。
といったところで、休憩。
後半は、10年後の未来
さて、セッションの後半では10年後の社会を描いてみて、そこから豊かな生活とは何かを気づくようなプログラム。ただ、10年後の社会を描くにしても、きっかけがないと、なかなか話がしにくいなと考え、次のような2つの想定をもとに、対話が深まるようにしました。
設定1:心の豊かさ99%、物の豊かさ1%の社会
3グループに分かれて、この社会は一体どうなっているのか?対話の結果、次のような社会になっているだろうという想定しました。
グループ1:【比較社会】
10年後は、もしかしたら災害があるかも知れないが、やっぱり価値観の基準は変わるかもしれない。また、何かしらつながりを求める価値観のシフトがあるかも知れない。価値観の相違は見られる。ただし、実際に幸せかどうかは、ちょっとわからない。
言えるのは、何かと比較して心が豊かだと判断しかできない社会。そういう比較対象が何かあるんだろうな。その比較対象は何だろうか?それは分からないが、それに比べれば、俺らは幸せだよね。という社会。
グループ2:【心は寂しい社会】
1%しか心の豊かさを求めない。ものはあふれている。頭の中で想像したものはすでにある。どんなことを想像してもそこにものはある社会。逆に言うと、お金がなくてもひょっとすると価値がない。恋愛とか彼女のキモチとかはお金で買えない、物質的には幸せ、心は寂しい世界となっている。
なんでも物はある。だけど寂しい。
グループ3:【多様性の社会or管理された社会】
意見が割れた。一つは、多様性の社会。もう一つは、完全に管理された社会。
心の豊かさを重視する人が多いというのは、価値観が多様化した結果。その先にある満足が多様化している。
もう一つの世界は、99%心の豊かさを求めているということは、実は管理された社会。例えば、国が全てを用意している。だけれども、住みたい場所に住めない、やりたい仕事が選べない、完全に管理された世界。だから、みんな心の豊かさを求める。
いろいろな社会が考えられました。どれも可能性としては考えられます。
未来を漠然と迎えないためにも。何かの気づきになれば。
設定2:心の豊かさ20%、物の豊かさ60%の社会
一方で、こんな可能性もあります。心の豊かさ20%、物の豊かさ60%。こんな社会はどんな社会でしょうか?こちらもグループごとに対話を進めました。
グループ1:【目的が持てる社会】
心の豊かさを求めているっていうことは、いろいろ可能性、多様性を求めているということ。逆に言えば、物の豊かさを求めることは、何か一つに集約されていくこと。そういう意味からも、目的が持てる社会かも知れない。
何のために働いているんだろうという考える暇はない。
お金を稼ぐっていうことでいうと、がむしゃらに働くことが実はよいという社会。
グループ2:【金銭の社会】
心99%の時よりも、将来そうだよねってなってそうな社会。キーワードはお金。経済かな。経済力が落ちて、物が買えない。あの人は買えているのに、僕は買えない、という社会。物が欲しい。関心ごとがお金。ものが大事であるということは、それが満たされていない。大きな災害があるかもしれない。貨幣自体に価値がなくなっているかも。前提とするものがなくなっている社会。
経済力が落ちてしてしまった社会。
グループ3:【これまでにない物を欲しがる社会】
心の豊かさはすでに充足されている。ものに憧れが持てるようになる。働き過ぎたり、子育て、ワークライフバランスなど問題が解決されつつある社会。つながりが持てている社会。もう少し物質的なものを満たされたいと思っている。
ここまでで、いろいろな可能性が考えられました。
大事なのはここからです。結局、自分が豊かな生活を送るためにはどうすればいいのか?しかし、それは未来を考えたからといって簡単に答えの出るものではないと思います。
ですが、それに気づくための問いを立てることは、創造的な一歩を踏み出すことにつながるでしょう。
ということで、各自「豊かな生活を送るために大切なこと」に気づくための問いを3つ考えて、その中でもこれだ!という問いを共有しました。
それが、下記の9つ。
「あなたが豊かな生活を送るために大切なこと」に気づくための問い
・自分が失いたくないものって何だろう?
・それは本当に自分がやりたいことですか?
・その選択は自分にとってHappyですか?
・未来の自分を満足させられる目標をもっていますか?
・自分らしいですか?
・隣の芝生が気にならないほどの「夢中」を持てるか?
・自分にとっての「豊か」とは何か?
・何かを失っても守りたいものは何ですか?
・今、この環境で自分に何ができるだろう?
そんなんで、セッション終了!21:30。
最後に出てきた問いを、問い続け、何か行動につながるところが見えてくればよいなと思います。その時にきっとあると便利なサービスとかが生まれるんだと思います。きっと。
終了後は、アフターセッション?。
皆さん、遅くまでありがとうございました。
また、それいゆの石川さんには大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!
今回も、とてもよい場となりました。また、思わぬつながりや再会があったりで、別な動きが生まれそうです。よいきっかけになって、よかったと思います。
関連リンク
「それいゆ」での報告ページ
http://www.e-soleil.biz/seminar/special/s20120927/g02.html
日本の企業において、「豊かな生活の実現を目指す」という企業理念を掲げているところは少なくありません。それらの企業が行なっている事業は、通信、情報サービス、建築、建設、食、美容、健康・・・などなど多岐に渡っています。
それらのサービスを利用している私たちの立場からすれば、多岐に渡る企業のアプローチから豊かな生活を送るためのサービスを受ける選択ができる恵まれた環境にあると言えるでしょう。
現時点では。
さて、豊かさについて少し別な角度から考えてみます。
内閣府が実施している国民生活世論調査として、「これからは心の豊かさですか?物の豊かさですか?」という質問に対しての統計データが公表されています。
このグラフから、昭和47年~平成24年までの推移が見て取れます。
昭和54年を境に、「心の豊かさ」と「物の豊かさ」を求める人の割合が開き始め、現在では心の豊かさ64%、物の豊かさ30.1%という結果になっています。
前述のことと合わせて考えてみます。
多岐にわたる企業のアプローチから豊かな生活を送るためのサービスを受ける選択ができる環境の中で、心の豊かさを求める人が多い、この現状。
どのように捉えていけばよいのでしょうか?
そもそも、現状を捉える必要はあるのでしょうか?
そんな訳のわからないことを考えているときに、働き方の未来を考えるフューチャーセッションに参加しました。そこで、ワークシフトという本を知りました。
ワークシフトには、重要なメッセージがありました。「漠然と迎える未来」には孤独と貧困な人生が待ちうけ、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。
そんなきっかけから、豊かさをテーマに未来を考えることをやってみよう、そう思ったのが今回のフューチャーセッション実施に至る背景でした。
また、第0回人生を豊かにするサービスを考える会も大きなきっかけになっています。
「それいゆ」とのコラボ
ちょうどその頃、働く女性のコミュニティ「それいゆ」を運営されている石川正子さんに出会い、石川さんと話を進めていく中で、それいゆの会員さん向けに、何か未来を考えるきっかけが提供できないかな、ということになりました。その流れで、「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッションを開催することになりました。
多様な参加者
そうは言っても、それいゆ世代である働く女性の未来を、それいゆ世代の人たちだけで考えていても、未来に向けての思わぬ気づき、奇跡的な気づきが得られにくかったりします。
そこで、セッションを行うにあたり場の多様性を確保するために、働く女性だけでなく、学生の方や男性の方にも声をかけて、ご参加いただきました。
結果、なぜここに、こんな人たちが集まることができるの?というくらいの多様性が生まれました。
セッションデザイン(前半:過去の体験からの気づきを得る、後半:未来を考える)
そして、9月27日。19:00。いよいよセッションスタート。ですが、全員が揃ったのは19:30。皆さん、お忙しいところお集まりいただきました!
まずはじめの問い。「あなたが重要な選択をしたことは何ですか?」
話題提供:三澤直加「働くこととデザイン」
参加者の皆さんのコメント
・4歳で方向性を自分なりに見つけられ幸せだと思います。その背景には、親が環境を作っていたんだなぁと。
・原点って大事ですね。
・何か自分の中で命題を持っていくのは、人生を楽しくするコツかなと思いました。
・気がついたキーワードを大事にし、かつ成長させていくことが大事だなと思いました。
・自分が本当にしたいこと、探し続けること
話題提供:石川正子 氏「それいゆの活動を通して」
参加者の皆さんのコメント
・自分のこだわりをあきらめないこと
・人生の経験から気づきを得て行動されているところが素晴らしい
・「全てを失っても、それでも自分に残ること」という話が印象に残っています。
・じっくり丁寧に生きる、の軸がずっとブレていないこと
コメントの詳細はそれいゆのページでも報告がされています。
お二人の話題提供終了後、「重要な選択をしたときに、大切にしたものは?」について、また対話を行いました。そこから得られた気づきが、次のようなもの。
・失敗は次への学び、大きな財産となる
・手放すことで、新たな可能性を広げる
・縁は大切
・自分で選択していないこと、嫌なことこそ人生を左右している
・人との出会い
・人生では目的と手段が入れ替わる
・自分が成長できるか?
・シンプルであること、自然体であること
・選択には動機、きっかけがある
なるほどと。結構きっかけが大事で、そのきっかけは嫌なことからだったり、自分で選択していないことだったり、運だったり。。。逆境に陥った時こそ、何かに出会うチャンスがあるんでしょうね。なぜかな。
といったところで、休憩。
後半は、10年後の未来
さて、セッションの後半では10年後の社会を描いてみて、そこから豊かな生活とは何かを気づくようなプログラム。ただ、10年後の社会を描くにしても、きっかけがないと、なかなか話がしにくいなと考え、次のような2つの想定をもとに、対話が深まるようにしました。
設定1:心の豊かさ99%、物の豊かさ1%の社会
3グループに分かれて、この社会は一体どうなっているのか?対話の結果、次のような社会になっているだろうという想定しました。
10年後は、もしかしたら災害があるかも知れないが、やっぱり価値観の基準は変わるかもしれない。また、何かしらつながりを求める価値観のシフトがあるかも知れない。価値観の相違は見られる。ただし、実際に幸せかどうかは、ちょっとわからない。
言えるのは、何かと比較して心が豊かだと判断しかできない社会。そういう比較対象が何かあるんだろうな。その比較対象は何だろうか?それは分からないが、それに比べれば、俺らは幸せだよね。という社会。
グループ2:【心は寂しい社会】
1%しか心の豊かさを求めない。ものはあふれている。頭の中で想像したものはすでにある。どんなことを想像してもそこにものはある社会。逆に言うと、お金がなくてもひょっとすると価値がない。恋愛とか彼女のキモチとかはお金で買えない、物質的には幸せ、心は寂しい世界となっている。
なんでも物はある。だけど寂しい。
グループ3:【多様性の社会or管理された社会】
意見が割れた。一つは、多様性の社会。もう一つは、完全に管理された社会。
心の豊かさを重視する人が多いというのは、価値観が多様化した結果。その先にある満足が多様化している。
もう一つの世界は、99%心の豊かさを求めているということは、実は管理された社会。例えば、国が全てを用意している。だけれども、住みたい場所に住めない、やりたい仕事が選べない、完全に管理された世界。だから、みんな心の豊かさを求める。
いろいろな社会が考えられました。どれも可能性としては考えられます。
未来を漠然と迎えないためにも。何かの気づきになれば。
設定2:心の豊かさ20%、物の豊かさ60%の社会
一方で、こんな可能性もあります。心の豊かさ20%、物の豊かさ60%。こんな社会はどんな社会でしょうか?こちらもグループごとに対話を進めました。
グループ1:【目的が持てる社会】
心の豊かさを求めているっていうことは、いろいろ可能性、多様性を求めているということ。逆に言えば、物の豊かさを求めることは、何か一つに集約されていくこと。そういう意味からも、目的が持てる社会かも知れない。
何のために働いているんだろうという考える暇はない。
お金を稼ぐっていうことでいうと、がむしゃらに働くことが実はよいという社会。
グループ2:【金銭の社会】
心99%の時よりも、将来そうだよねってなってそうな社会。キーワードはお金。経済かな。経済力が落ちて、物が買えない。あの人は買えているのに、僕は買えない、という社会。物が欲しい。関心ごとがお金。ものが大事であるということは、それが満たされていない。大きな災害があるかもしれない。貨幣自体に価値がなくなっているかも。前提とするものがなくなっている社会。
経済力が落ちてしてしまった社会。
グループ3:【これまでにない物を欲しがる社会】
心の豊かさはすでに充足されている。ものに憧れが持てるようになる。働き過ぎたり、子育て、ワークライフバランスなど問題が解決されつつある社会。つながりが持てている社会。もう少し物質的なものを満たされたいと思っている。
ここまでで、いろいろな可能性が考えられました。
大事なのはここからです。結局、自分が豊かな生活を送るためにはどうすればいいのか?しかし、それは未来を考えたからといって簡単に答えの出るものではないと思います。
ですが、それに気づくための問いを立てることは、創造的な一歩を踏み出すことにつながるでしょう。
ということで、各自「豊かな生活を送るために大切なこと」に気づくための問いを3つ考えて、その中でもこれだ!という問いを共有しました。
それが、下記の9つ。
「あなたが豊かな生活を送るために大切なこと」に気づくための問い
・自分が失いたくないものって何だろう?
・それは本当に自分がやりたいことですか?
・その選択は自分にとってHappyですか?
・未来の自分を満足させられる目標をもっていますか?
・自分らしいですか?
・隣の芝生が気にならないほどの「夢中」を持てるか?
・自分にとっての「豊か」とは何か?
・何かを失っても守りたいものは何ですか?
・今、この環境で自分に何ができるだろう?
そんなんで、セッション終了!21:30。
最後に出てきた問いを、問い続け、何か行動につながるところが見えてくればよいなと思います。その時にきっとあると便利なサービスとかが生まれるんだと思います。きっと。
終了後は、アフターセッション?。
皆さん、遅くまでありがとうございました。
また、それいゆの石川さんには大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!
今回も、とてもよい場となりました。また、思わぬつながりや再会があったりで、別な動きが生まれそうです。よいきっかけになって、よかったと思います。
関連リンク
「それいゆ」での報告ページ
http://www.e-soleil.biz/seminar/special/s20120927/g02.html
2012年8月25日土曜日
9/27 「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッション
第0回人生を豊かにするサービスを考える会の後に進展がありました。
フューチャーセッションのご案内です。
「共に学び、良い仲間を増やせるようにセミナー&交流会を開催している働く女性のための会員組織【それいゆ】」を運営されている代表の石川正子さんと打合せを行い、下記のフューチャーセッションを企画するに至りました。
「それいゆ世代」の未来を考えるフューチャーセッション
開催日時:2012年9月27日(木) 19時から21時30分
http://www.e-soleil.biz/seminar/special/s20120927/g01.html
参加は、会員様だけでなく、ビジターの女性、男性の方も参加できます。
このセッションでは、参加された皆さま自身が、豊かな人生を送るために大切なことは何か?について気づきが得られるようにしたいなと思っています。
ご興味を持たれた方、ぜひ下記からお申込みください。
詳細・お申込みはこちらから(それいゆのサイトに移動します)。